コロナ禍で私たちの生活は大きく変わり、今までにない「不自由さ」を感じることも多々あるかと思います。
それは、別れのときでも生じています。
入院時の面会制限があることで、会いたいときに会えない「不自由さ」。
外出機会が減る「不自由」は、ご近所や家族の安否確認が前よりも難しくなることにもつながります。
納棺師としてご遺族に接するなかで、そうした「不自由さ」から生まれる悲しみの声を聴くことも増えました。
声として形で表れるときもあれば、佇まいや雰囲気で表れるときもありますが、
それらを感じ、受けとめられる納棺師でありたいと、常に思います。