亡くなった方をより美しく、穏やかな佇まいにして差しあげたい。
そんな思いで日々向き合う納棺師は多いと思います。
すぼんだ口をふっくらと整えられた、口紅を塗ってより美しくなった…など
それを喜んでくださるご家族もいらっしゃれば、
「なんか違うな」と違和感を感じるご家族もいらっしゃいます。
そんなとき、自分のなかでは
「整えることに集中してしまい、ご家族が大切にしている故人さまのおもかげに寄り添えていなかったな」と反省します。
おもかげはご家族のなかにある。
今あらためて、そう感じています。